八雲学園(東京)の奥山理々嘉(りりか=2年)が大会新記録の62得点をマークし8強入りに貢献した。

 1989年の加藤貴子(富岡)、2011年の長岡萌映子(札幌山の手)が持つ1試合51得点の記録を更新した。

 奥山はU17代表のパワーフォワードで2年生ながら主将を務める。180センチの高さを生かし、インサイドからもアウトサイドからも得点を重ねた。八雲学園は第1クオーター(Q)でいきなり39-16と、23点差をつけると、その後もリードを広げた。

 奥山は前日24日の郡山商(福島)戦では、チームの96点中1人で45得点を挙げた。この日は、それを17点上回る大車輪の活躍でチームをけん引した。「記録のため、みんなが良いパスを出してくれた。最後まで走れた」とニッコリ。そして、次の準々決勝に向けて「メインコートに立ちたい気持ちがあるので頑張る」と気合を入れた。