高校総体ベスト8の広島皆実(広島)が、99-83で草津東(滋賀)に逆転勝ちした。

 第1クオーター(Q)を17-16で発進した広島皆実は、第2Q4分過ぎに19-29と10点リードを奪われた。しかし、その後は反撃に転じて前半終了間際に逆転、40-39で折り返した。

 後半は攻撃のリズムをつかみ、大道拓将(3年)の連続ゴールなどで一時は21点のリードを奪った。73-59で迎えた第4Qは終盤に草津東に粘られ、85-81と4点差に迫られたが、最後は突き放した。

 藤井貴康コーチ(48)は「第2Q終盤からディフェンスにてこ入れし、第3Qは足が止まらず、持ち味を出せた」と勝因を分析。「堅守のチームなので、ディフェンスからリズムを作っていく。これから1戦1戦積み上げ、29日の3位決定戦まで残りたい」とベスト4進出を改めて目標に掲げていた。