インターハイ覇者で夏冬2冠を目指す優勝候補の一角、福岡大大濠(福岡)が、初出場ながら8強まで勝ち上がってきた厚木東(神奈川)に98-65で貫禄勝ち。順当にベスト4進出を決めた。

 福岡大大濠はセンター井上宗一郎(3年)のリバウンドショット、永野聖汰(3年)のミドルシュートで立ち上がりから相手に猛攻撃を仕掛け、第1クオーター(Q)終了時で17点差の大量リードを奪う。

 厚木東はパスワークからのチャンスメークやアウトサイドシュートで加点するが、インサイドでリバウンドを支配されてしまい点差をつめることができない。

 後半に入っても福岡大大濠は攻撃の手を緩めない。メンバーを入れ替え、選手層の厚さを見せつけながらのアグレッシブなバスケを展開。粘る厚木東を寄せつけなかった。

 「40分間最後のブザーが鳴るまで集中力を失わずに全員で戦おうとメンバーに気合を入れてから試合にのぞみました」と、永野主将がリーダーシップを発揮する福岡大大濠が、頂点にまた一歩近づいた。