女子決勝は、ファイナル初進出同士の顔合わせとなった。大阪桐蔭は、総体2位の桜花学園(愛知)に79-54で快勝。安城学園(愛知)は90-85で八雲学園(東京)を下し、ともに初の決勝進出を果たした。

 185センチの大阪桐蔭・竹原レイラ(3年)が次々シュートを決め、リバウンドを拾う。空中戦を完全に支配し、高校総体2位の桜花学園を寄せ付けなかった。35得点を挙げた竹原は「前日が29点だったので、今日は30点以上を狙っていました」と話した。

 森田久鶴監督(59)は「今大会はチーム全員の連係がとれ、うまく機能していた」と勝因を挙げた。第1クオーター(Q)は22-11。第2Qは一時5点差に詰められたが、ゾーンディフェンスに切り替えて立て直した。あとは点差を広げて逃げ切った。

 森田監督は「勝利を確信したのは第4Qに入ってから。何しろ強豪の桜花さんが相手ですから。一瞬も気が抜けませんでした」と振り返った。選手も「桜花は昨年まで手の届かない存在でした。個人レベルでは負けている部分が多いので、チーム全員で戦ったのが良かった」(竹原)。28日の決勝戦は安城学園が相手。チームのテーマである「完全燃焼」で勝利を目指す。