昨年6月の世界選手権金メダルペアの吉村真晴(24)石川佳純(24)組が敗退危機を脱した。

 3回戦の渡井、河村組戦は大苦戦。2-2で迎えた最終ゲームも9-10とマッチポイントを奪われた。12-10とひっくり返して逆転勝利も2人の顔は浮かない。吉村が「負け試合」と言えば、石川も「勝った気がしない。まだドキドキしています」と苦笑いした。順当なら準々決勝で張本、平野組と対戦。吉村は「勢いはあるし、個人技もあるが(石川とは)お互いに良いところを知っている」と世界一のプライドをにじませた。