昨年6月の世界選手権女子ダブルスで銅メダルを獲得した伊藤美誠(17=スターツ)早田ひな(17=日本生命)組が、女子高校生対決となった決勝を制し、初優勝を飾った。

 第1ゲームを奪われるも、第2ゲームから連取し、3-1で勝利した。優勝の瞬間は2人で抱き合い喜びを爆発させた。

 伊藤は「早田選手と全日本選手権に初めて出て優勝できて、うれしいというよりもほっとした」と胸をなでおろした。第1ゲームを奪われて迎えた第2ゲーム。「最後まで攻めることが1番」と入りから気を引き締めた。「最終(第4)ゲームでは全部攻めていけた」と充実感もにじませた。

 早田は「序盤はフォアハンドを無理して打つミスが多かったけれど、後半はフォアハンドもバックハンドも両方とも相手を振っていける、通用できると確信した。美誠と組んで優勝できてうれしい」と胸を張った。