フィギュアスケートのペアで平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)出場が決まった北朝鮮のリョム・テオクとキム・ジュシク組が22日、4大陸選手権(24日開幕、台湾・台北アリーナ)の公式練習に向けて、“厳戒態勢”の中で会場入りした。

 ホテルからアリーナまでの約250メートルを大会スタッフ5人が取り囲み、会場前の交差点で信号待ちをする際には通行人が振り返るなど、物々しい様子だった。

 同組は五輪への出場枠を獲得しながら、大会参加の意思を示してこなかったが、9日に板門店で行われた北朝鮮と韓国の南北会談で、北朝鮮が平昌五輪参加を表明。20日に国際オリンピック委員会(IOC)が北朝鮮の参加を正式発表し、2人を含む選手22人の五輪出場が決まった。同組は昨年9月のネーベルホルン杯で6位に入っている。