Bリーグのアルバルク東京が日本一奪取へ最終兵器を用意した。シュートが100%入るAIロボットを、28日に選手登録することが26日、分かった。身長190センチの人型ロボット「CUE(キュー)」は背番号70番。試合には出場できないが、ハーフタイムのイベントなどに活用予定。3月28日の栃木戦でデビューする。

 ロボットはメインスポンサーのトヨタ自動車内のサークル「技術会」の有志17人が、会社の70周年を記念して企画。人気漫画「スラムダンク」の主人公桜木花道をモデルにした。

 デビューに先立ち、A東京の安藤、バランスキーとシュート対決を実施。10本ずつシュートを打って結果は10-8(選手は5本ずつ)で、正確無比のシュート力を見せつけた。開発に当たった辻本崇好主任は「スラムダンクの桜木君は、2万本のシュート練習をしたけど、CUEはシミュレーションで20万本、実機で300本を試投した」と話した。恋塚唯GMは「試合には出られないがチームにエナジーを与え、ファンたちと盛り上げてほしい」と期待した。