レスリング女子の国別対抗戦、W杯(ワールドカップ)が17日、高崎アリーナで開幕する。栄和人強化本部長(57)の伊調馨(33)に対するパワハラ騒動などでレスリング界が揺れる中、リオデジャネイロオリンピック金メダルの土性沙羅主将(23)を中心に、日本は4大会連続10回目の優勝を目指す。

 16日は午前中に大会会場で約2時間の調整練習。これまでは報道陣に公開していたが、この日は「世界レスリング連合との調整が間に合わなかった」(日本協会)。栄本部長を体調不良で欠き、選手たちの会見もないという異様なムードの中で大会が行われる。