ツアーの優勝経験があるダリア・カサキナ(20=ロシア)は持ち味の多彩なショットで勝機を見いだしたかったが、大坂なおみの安定したプレーを崩すことができなかった。同じ20歳のライバルに完敗し「大坂はとてもパワフルだし、サーブもいい。フォアもバックも強打があって弱点がなかった」と脱帽した。

 今回の準優勝で世界ランキングが11位に浮上し、トップ10入りが迫る。ロシアの成長株は「1年で4大大会と五輪の全てを勝つこと。グラフ(ドイツ)が一度だけやったことを成し遂げるのが夢」とゴールデンスラムを大きな目標に掲げた。