世界36位の錦織圭(28=日清食品)が、同62位アンドレアス・セッピ(34=イタリア)に6-0、2-6、6-3で勝利し、ベスト8に進んだ。

 第1セットは1ゲームも落とさず、わずか25分で奪う上々の滑り出しだったが、第2ゲームは逆に2-1から5連続でゲームを奪われた。流れを失ったかに見えた第3セット、互いにキープして3-2で迎えた第6ゲームをブレーク。流れを呼び戻し、押し切った。

 錦織は試合後「第2セットは相手に押し込まれたので、なるべく自分から打っていけるように意識した」と最終第3セットのプレーを振り返った。

 準々決勝で同3位で第2シードのマリン・チリッチ(29=クロアチア)と対戦。「じょじょにいいテニスができている。次の試合も頑張ります」と力強く話した。