テニス女子の国別対抗戦フェドカップのワールドグループ(WG)2部入れ替え戦の英国戦(21~22日、兵庫・ブルボンビーンズドーム)の組み合わせ抽選会が20日、本番会場で行われた。

 シングルス4試合、ダブルス1試合が行われ、アジア・オセアニアゾーン1部を勝ち抜いた日本は、3勝すれば19年のWG2部に昇格。14年以来、5年ぶりの復帰を目指す。

 日本はシングルスのNO・1に世界ランク22位の大坂なおみ(20=日清食品)を起用。3月には4大大会に次ぐ格付けとなる大会の1つ、BNPバリバ・オープンで初優勝。抽選会後の記者会見では「このチームはとても素晴らしい。個々の力も強い。それを合わせたら限りなくうまくいくと思う。会場の雰囲気を楽しみたいわ」と英語で語り、笑顔を見せた。

 シングルスNO・2で世界100位の奈良くるみ(26=安藤証券)は「日本でやるのは心強い。地元なのでいいプレーをしたい」と生まれ故郷である兵庫(出身は川西市)でのプレーを待ちわびた。2日目のダブルスで登場する加藤未唯(23=ザイマックス)は「日本は団結力がある。それを合わせたら、すごい力が出る」。二宮真琴(23=橋本総業)も「楽しく、自信を持ってプレーしたい」と意気込んだ。

 組み合わせは以下の通り。

 ◆第1日(21日)

 ◇シングルス2試合

 大坂なおみ(世界22位)-ワトソン(同77位)

 奈良くるみ(同100位)-コンタ(同23位)

 ◆第2日(22日)

 ◇シングルス2試合

 大坂なおみ-コンタ

 奈良くるみ-ワトソン

 ◇ダブルス1試合

 加藤未唯、二宮真琴組-テイラー、スミス組

 主催者によると組み合わせ抽選会時点でチケットはほぼ完売し、残りわずかとなっている。