世界ランク12位の日本は、同10位でホームのドイツをフルセットの3-2(25-22、21-25、25-15、20-25、15-12)で下し、通算5勝5敗の9位とした。ドイツは4勝6敗で10位。

 日本の若き大砲、18歳の西田有志(ジェイテクト)が躍動した。両チーム最多の24得点。187センチの小柄なオポジットは、左腕からの豪打で21点を挙げ、豪快なジャンプサーブでも3本のエースを奪って、先行しては追いつかれる接戦を制する原動力になった。国際バレーボール連盟のホームページはこの活躍を「西田の魔法の左腕がドイツをやっつけた!」の大見出しで紹介した。

 大会は16カ国が世界各地で週に3試合ずつ5週にわたって総当たりの1次リーグを戦い、7月4日からの決勝ラウンドには開催国フランスと上位5カ国が出場し、優勝を争う。