世界ランキング22位の「彗星(すいせい)ジャパン」こと男子日本代表が、同1位のドイツ代表に22-31で敗れた。

 ハーフタイムに男子代表の愛称「彗星ジャパン」を発案した大阪府在住の主婦、中野優美さんに感謝状が贈呈された。長男を抱いてコート中央に立った中野さんは、緊張した面持ちでヤマトホールディングス丹沢秀夫常務から感謝状を受け取った。「今でも信じられない。すごく興奮している。多くの人を魅了するような光輝くチームになってもらいたい」と期待を込めた。

 これまで女子代表は「おりひめジャパン」の愛称があったが、男子はなく公募の上、1000通の中から決まった。中野さんは次女が所属するハンドボールのクラブチーム「岸和田フレンズ」の保護者からラジオ応募を聞いて締め切り前日に応募したという。「『せっかくなので』という軽い気持ちで応募したら、まさかですよ。本当にびっくりです」。

 明日17日は、次女が出場する全国大会予選が行われる。中野さんは「彗星ジャパンパワーを大阪に持ち帰って、ぜひ、試合に勝ってもらいたい。いつか、大舞台で活躍する娘を見てみたい」と心待ちにしていた。