日本代表がブラジル代表に惜敗した。後半15分過ぎまでに大量5点をリードした日本だったが、その後相手の守備システム変更に対応できず。逆にカウンターから失点を重ね残り8分からの4連続失点などで逆転を許し、29-31で2日連続の敗戦を喫した。

 司令塔の東江雄斗(24=大同特殊鋼)は「リードを守れず、応援してくれた人たちに残念な思いをさせて申し訳ない」と話し「守備のシステムを変えてきた相手に対して、攻めが単調になった」と悔しがった。フランスでプレーする土井杏利(28=シャルトル・メトロポール)は「経験の差が出た。足りないところ? ありすぎです」と話した。

 ダグル・シグルドソン監督は「今日の内容は良かったが、最後の10分間が問題だった。何が起きたのか分析し、解決したい」と振り返った。世界ランク1位のドイツとの連戦に始まりアジア3位の韓国、南米2位のブラジルと、3週間の5連戦を5敗で終了。2年後の東京五輪に向けて「結果は心配していない。正しい方向に向かっている」と話していた。