日本バスケットボール協会は29日、都内で臨時理事会を開き、ジャカルタ・アジア大会中に現地で買春行為をした4選手に1年間公式試合への出場権を剥奪する処分を科すことを決めた。弁護士で構成された裁定委員会の答申を受け、午前10時から行われた臨時理事会では約1時間45分の審議が行われ、4人への処分が承認された。

加えて、三屋裕子会長は10%の減俸を3カ月、大河正明副会長兼Bリーグチェアマン、田中道博専務理事兼事務総長、東野智弥技術委員長は10%の減俸を2カ月、自主的に行う。フリオ・ラマス監督、エルマンマンドーレアシスタントコーチ、佐古賢一アシスタントコーチに対しては厳重注意を行うことを臨時理事会で報告した。

三屋会長は会見の冒頭で「大会期間中に日本代表のウエアを着用して歓楽街で違法行為をしたことに対して、バスケットボールや日本スポーツ界の名誉や信用を損なうもの。厳しい処分が必要だと思っている」とあいさつ。ジャカルタ市内で買春を行ったのは、永吉佑也(27=京都ハンナリーズ)橋本拓哉(23=大阪エヴェッサ)佐藤卓磨(23=滋賀レイクスターズ)今村佳太(22=新潟アルビレックスBB)の4人に対し「1年間の公式試合への出場権を剥奪する」と処分を発表した。公式試合にはBリーグ等の日本協会主催の試合を意味し、18-19年シーズンは出場できないこととなる。