日本勢の1番手としてチームを波に乗せた大原洋人(21)は「今回は個人とともにチームで優勝したい」と話した。1回戦4組で登場すると、台風の影響で荒れた波も関係なく、一発のターンで6・87の高得点をマーク。続けて6・77を出して計13・64とこの日1回戦28組中2番目に高いスコアで1位突破した。

普段は個人で戦うサーフィンだが、国際サーフィン連盟(ISA)主催の今大会は国別のチーム戦。「日本代表で戦うのは楽しい。いつもとは違う感覚」と話す。午前8時30分に登場時にはビーチに多くのファンが詰めかけ、日本チームは日の丸を振って全員で後押し。「応援がすごくて驚いた」と振り返った。

東京五輪会場となる千葉・一宮町がホーム。18歳で全米オープンを制した162センチの「小さなビックサーファー」に期待は大きいが「今回の試合が直接つながるわけでもないし、あまり意識はしていない」と淡々と話す。「1つ1つの大会に勝っていくだけ。目標はブレないので」と、世界を目指して話していた。