フェラーリのキミ・ライコネンが優勝した。

スタートで好発進を決めたライコネンはポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)を抜いて首位に浮上。ハミルトンはタイヤのブリスター(熱ぶくれ)に苦しみ2回のタイヤ交換を行うこととなり、最後は首位ライコネン、2位マックス・フェルスタッペンを1秒差にまで追い上げたものの抜ききれず3位に終わった。

ライコネンは自身2013年オーストラリアGP以来の勝利。セバスチャン・フェテル(フェラーリ)はまたしても1周目に他車との接触でスピンを喫し最後尾まで落ちたものの最終的に4位まで追い上げ、ハミルトンのタイトル決定はならなかった。

「今週は良い週末だったし、良いスタートを決めることができたしそこからプッシュし続けた。タイヤの状況は決して良くはなかったけど、何とかマックスと同じペースで走って最後まで保たせることができたね。最後の優勝から随分時間がかかったけど、もちろん2位より優勝の方がうれしいよ。今日は良いバトルもできたし、僕らドライバーにとってもファンのみんなにとっても良かったと思うよ」

最後尾スタートのトロロッソ・ホンダ勢は、ブレンドン・ハートリーが11位まで追い上げたものトップ10までは30秒届かず。2ストップ作戦のピエール・ガスリーは14位に終わった。(米家峰起通信員)