16年リオデジャネイロ五輪柔道男子100キロ級銅メダルの羽賀龍之介(27=旭化成)が26日までに一般女性と結婚したことを発表した。

25日に自身のツイッターなどを更新し、「クリスマスは妻と。今年は復帰戦もあったため、報告が遅くなってしまった事をお許しください。より一層気を引き締めて、自分のやるべき事を頑張っていきたいと思いますので、今後とも応援よろしくお願いいたします」と、奥さんの写真とともにつづった。

お相手は容姿端麗な会社員で、知人の紹介で出会った。約2年半交際し、今秋に婚姻届を提出。結婚式は20年冬頃を予定しているという。

羽賀は17年世界選手権2回戦で左肩を痛め、今年3月に3時間に及ぶ手術を受けた。全治6カ月の診断で、20年東京五輪に向けて再起するために懸命にリハビリに励んだ。術後4カ月は柔道着も着られず、自身と向き合い、人生について深く考えた。

「選手としてのピーク、世界一を目指す上では東京五輪までと決めている。残り2年に全てをささげる。それぐらいの強い覚悟を持って、柔道に取り組む」と話していた。

復帰戦となった11月の講道館杯全日本体重別選手権(兼19年世界選手権第1次選考会)では準優勝し、復活をアピールした。東京五輪の代表争いが本格化する中、来年3月のグランドスラム(GS)エカテリンブルク大会に出場する。27歳の五輪メダリストは家庭を持ち、さらに柔道にまい進する覚悟だ。