フィギュアスケート男子で五輪2大会連続金メダルの羽生結弦(24=ANA)が、来シーズンの現役続行に意欲を示した。11日、都内で行われたビッグスポーツ賞で同賞を受賞。昨年11月に負傷した右足首の回復に努るために、表彰式は欠席したが、直筆のメッセージを寄せた。

「来シーズンは4A(4回転半ジャンプ)込みのパーフェクトパッケージを目指します!!」

平昌五輪後、史上初の4回転半を完成させることを現役続行のモチベーションとしていた。しかしけがもあって今季中の成功は容易ではない状況。これまで現役の期限を示していなかったが、初めて19-20年シーズンを視野に入れている考えを示した。

羽生は年明けから氷上練習を再開。世界選手権(3月、さいたまスーパーアリーナ)を目指している。

この日は同じく都内で行われた日本スポーツ賞でも大賞を受賞。「平昌オリンピックの演技は応援してくださった方々の思いがあってこその演技だったと思います。私にとっても忘れられない時間になりました。まずは治療とリハビリを続け、1日でも早く皆さまの応援の気持ちを受け止められる状態に戻し、日々過ごしていきます」とコメントを寄せた。【益田一弘】