24年パリオリンピック(五輪)組織委員会は21日、開催都市枠として国際オリンピック委員会(IOC)に対して提案する追加種目候補を発表し、18年夏季ユース五輪で初めて行われたブレークダンスが候補に入った。他に候補となったのは20年東京五輪で初採用となるスケートボード、スポーツクライミング、サーフィン。野球・ソフトボール、空手は落選となった。

若者に人気のブレークダンスは逆立ちや頭を支点に回転するなど全身を使った踊りが特徴。日本勢は実力も十分だ。18年10月にブエノスアイレスで行われたユース五輪の同競技では、男子は半井重幸(16=大阪・学芸高2年)が銅メダル、女子は河合来夢(17=神奈川・百合丘高2年)が金メダルとそれぞれ好成績を残した。パリ五輪で追加種目となれば、日本勢にメダル獲得の可能性も高まる。

開催都市枠としての追加種目は、IOCの3月のプログラム委員会と理事会、6月の総会の承認を経て決定する。