日本ハンドボール協会は11日、ビーチハンドボールの男女日本代表選考会(4月6、7日、千葉・富浦町原岡海岸)を公募制で行うと発表した。また、ビーチハンドボールのアンバサダーにモデルでタレントのヤハラリカ(矢原里夏、34)が就任した。

ビーチハンドボールはビーチで行う4人制の競技。日本では知名度が低いが、欧州での人気は抜群で、2000年代に入ってからは世界選手権も開催されている。今回の選考会はアジア選手権(6月・中国)への派遣選手を決めるもの。

国内での協会登録選手が180人程度と少なく、レクリエーションでプレーする選手の中から優秀な人材を発掘するため、異例の「公募制」とした。男女ともアジア選手権で優勝すれば、ワールドビーチゲームズ(10月・米サンディエゴ)の出場権が与えられる。

アンバサダーに就任したヤハラは、高校時代に全国大会3年連続出場のハンドボーラー。モデルやタレント、女優として活躍しながら今もハンドボールとビーチの「二刀流」でプレーしている。「まだまだ知られていないけれど、ビーチハンドボールの魅力を伝えていきたい」と話した。

GKとして2年連続日本選手権3位の実績を持つヤハラも、代表入りを目指して選考会に出場予定。「昨年は代表候補になったけれど、大会自体がなくなってしまった。今年は代表としてプレーしながら、アンバサダーも頑張りたい」と、こちらも「二刀流」で貢献することを誓った。

「空中で1回転してから打ったシュートがゴールすれば2点」「スカイプレーは2点」「GKのゴールは2点」など、独特のルールで戦略性も充分。「ハンドボールとは違った楽しみがある。ビーチバレーと同じように女子はセパレートの水着。多くの人に見てほしいですね」と、ヤハラは話していた。