ジュニア女子50キロ級で、世界選手権2連覇中の須崎優衣(19=早大)が優勝し、左肘のケガからの復帰戦を制した。

前日2日に2戦、この日の準決勝と3試合連続のテクニカルフォールで進出した決勝は、昨年の高校総体覇者の吉元玲美那(18=至学館大)と対戦。消極的な姿勢から先制を許して折り返した第2ピリオド、何とか巻き返して1点ずつを連取して、残り35秒で2-1と逆転した。

試合後の取材では、涙を浮かべ、はなをすする姿があった。東京オリンピック(五輪)の代表争いが本格化した昨年末の全日本選手権は、約1カ月前に練習で負った左肘の負傷が癒えずに無念の欠場。昨年10月の世界選手権以来となる実戦で、「初めてプレッシャーを感じた」という。周囲の期待の高さに怖さを感じ、決勝では体がうまく反応しなかった。リハビリ期間中に積んだ新技術とそれ以前の持ち味を融合かなわず、「悔しさから出る涙です」と勝って泣いた。

「今日の経験を生かさないといけない」と口元を引き締めた。全日本選手権の欠場により、東京五輪代表を決めるのは6月の全日本選抜(駒沢体育館)に優勝し、全日本選手権優勝の入江ゆきに勝ち、世界選手権代表の座を勝ち取る必要がある。「強いメンタルを持って練習をしていきたい」と声を震わせた。