競泳ニッポンの金メダル候補が4日、米国での高地合宿に向けて出発した。優勝で東京オリンピック(五輪)が内定する世界選手権(7月12日開幕、韓国)に備えて、日本代表の男子200メートル平泳ぎ渡辺一平(22=トヨタ自動車)女子個人メドレー大橋悠依(23=イトマン東進)らが合同で合宿。渡辺は「2分6秒67では勝てない」と自身が持つ世界記録の更新を視野に入れて、最大のライバルであるチュプコフ(ロシア)と雌雄を決する考え。高地合宿では持久力強化に励む。

大橋は、初出場だった17年世界選手権で個人メドレーで200メートルで銀、400メートルで4位だった。2度目の世界舞台も同じ2種目に出場する。「鉄の女」ホッスー(ハンガリー)との対戦に向けて「200メートルで金メダルを狙うより、400メートルの方でいいと思ってます」と、大会最終日の7月28日に勝負をかける構えだ。