五輪2大会連続金メダルの斉藤仁氏(享年54)の次男、立(たつる、17=国士舘高)が3位決定戦で、佐藤和哉(日本製鉄)に優勢負けを喫した。

190センチ、160キロの恵まれた体で大外刈りを連発。2分40秒。出足払いで技ありを奪われ、逃げ切られた。「気の緩みが出た。集中できてないし、忍耐力もない。良いところが何もなく終わった」と肩を落とした。

20年東京五輪代表を目指していたが、この日の結果を受けて「ないと思う。パリ五輪を見据えて、目の前の試合を1つ1つやるだけ」と話した。

3位決定戦前の敗者復活戦では、92年バルセロナ五輪95キロ超級銀メダルの小川直也氏(51)の長男、雄勢(23=パーク24)との「2世対決」が実現。初対決となったが、指導3による反則勝ちを収めた。