16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)男子400メートル個人メドレー金メダル萩野公介(25=ブリヂストン)が、今年ラストとなる大会に出場した。練習の一環として、短水路(25メートルプール)の記録会に登場。200メートル平泳ぎは2分8秒77で3組3位、同バタフライは1分54秒58で3組1位だった。

「短水路なので、スピード感を持って泳ぎたいと思ってやりました。バタフライは最後にバテてしまったけど、次につながるレースだった」と振り返った。レース後は約30分間、サブプールで2000メートルを泳いだ。レースを含めて1日トータルで6000~7000メートルを泳いでいるという。「平井先生(コーチ)から、それぐらい泳ぐように言われています。すごくきつくても、またやろうと思える」と明るい表情で話した。

春先の休養から8月にレース復帰。10月下旬から約1カ月で4大会合計24レースを泳いで、レース勘を取り戻すことに力を入れた。その間に日本代表候補入りの基準タイムもクリア。今大会は東京五輪に向けて再出発となった。最終日の8日は200メートルの背泳ぎと自由形に出場を予定している。