16年リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダル萩野公介(25=ブリヂストン)は、4分20秒42で4位だった。「タイムは遅かったが、いまの僕はこれかなと。格好悪いレースというか、(代表選考の)日本選手権前で最後の400メートル個人メドレーでもっといい泳ぎとタイムと思ったが。自信を持って臨んだが、レースに臨む前に少し怖くなったり、いいところなくこういうレースをしてしまった。悔しいし、情けないという気持ちはあるが、いまの僕はこれかなと受け止めていきたい」とした。

萩野は昨年2月のコナミオープンで十分なパフォーマンスが発揮できず、モチベーションの低下から約3カ月間、休養。同8月からレース復帰して、東京五輪に向けて、復帰ロードを歩んでいる。

予選は4組4レーンで登場した。前半の200メートルは2分2秒64のトップで折り返したが、4分21秒56の3着でフィニッシュ。自己ベストの4分6秒05よりも15秒遅れとなった。「もう少しいい感じで楽に泳げるかなと思ったが。まずはいいフォームでしっかりとすることを考えたい」と話し、午後の決勝を見据えていたが、結果は伴わなかった。

同種目は、昨夏の世界選手権金メダル瀬戸大也(25)が東京五輪代表に内定している。残り1枠は、代表選考を兼ねた日本選手権(4月1~8日、東京アクアティクスセンター)で決まる。日本水連が定めた派遣設定記録4分15秒24をクリアして、瀬戸を除いた最上位に入った選手が、代表に内定する。