全日本ジュニア女王の河辺愛菜(15=関大KFSC)はフリー13位の総合11位だった。

ショートプログラム(SP)は64・47点の8位。自己ベストの65・84点まで1・37点に迫る上々の発進で迎えたフリー。冒頭でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑んだ。

昨年11月の全日本ジュニアで成功し、今回も決めれば国際スケート連盟(ISU)公認大会では初成功となる大技だったが、転倒。3回転半と認定はされたものの、回転不足とされた。

すぐ立ち上がり、続く3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプはきれいに成功。しかし、その後の3回転ループで氷に手を突いてしまう。さらに後半3回転ルッツも失敗。ともにダウングレード判定が付いた。最後は意地の3回転サルコーを決めたものの、点数を伸ばせなかった。

結果、フリーは105・15点で13位。計169・62点の総合11位となった。川畑和愛は同14位。来季の世界ジュニア女子2枠は確保したものの、日本勢にとって厳しい結果となった。それでも挑戦した上での結果だ。反省点を、来季への糧にするしかない。