スポーツビジネスのPRなどを手がける「HALF TIME」が9日、オンラインイベントを開催した。競泳五輪2大会連続2冠の北島康介氏(37)、柔道五輪3連覇野村忠宏氏(45)、日本フェンシング協会の太田雄貴会長(34)、12年ロンドン五輪女子バレーボール銅メダル竹下佳江氏(42)ラグビー元日本代表大畑大介氏(44)がスポーツ界について語り合った。

レジェンドたちが、スポーツの価値や未来について意見を交換した。北島氏は「今後は僕らがやってきたスポーツの形と大きく変わると思う。新型コロナウイルスもあるが、各競技団体がどうやってスポーツの価値を見せていくか。いい形で、若い世代が世界で活躍できるベースを構築していくこと。『頑張れば、世界にいけるよ』とかではなくて。セカンドキャリアも含めて、長くスポーツを楽しめることも重要になってくると思う」とした。

太田会長は「スポーツで学んだことは、ビジネスとか他のことに使えると、僕は信じている。これから、スポーツを取りまく環境は激変していくと思う。日本の人口が減る中で、スポーツが選ばれていかないとスポーツの人口が減っていく。いろんなスポーツ団体が協力しながら。例えば夏は水泳をやって、冬はフェンシングをやるとか、いろんな競技を交換するという可能性を捨てずに、スポーツ界が一丸となってやっていく必要性があると思う」と話した。