メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが1分16秒883のトップタイムを記録した。

チームメートのバルテリ・ボッタスも0・287秒差で2番手につけている。

先週の70周年GPではタイヤの問題に苦しめられてレッドブル・ホンダに敗れたメルセデスAMGだが、気温30度、路面温度48度のバルセロナでは問題なく速さを見せた。

レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが0・821秒差の3位。しかしレースを見据えたロングランではメルセデスAMG勢に近いペースを見せた。

「クルマのパフォーマンスはとても良いし、ポジティブな1日だった。1周アタックのタイムではメルセデスAMGに差をつけられているけど、ロングランではフィーリングが良かったしレースでは何が起きるか変わらないからね」

ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターも「ホンダ製パワーユニットを搭載する(アルファタウリを含めた)4台ともが良い仕上がりで、初日としては良い出だし。日曜まで同じような気候が続くので、今日のデータを活用してしっかりとセッティングを煮詰めて臨みたい」と語っている。

なお、現在スペインでは新型コロナウイルスの感染再拡大により外出が制限されているが、F1関係者はサーキット内でチームごとに隔離されており、店やレストランへの立ち寄りは禁止され、ホテルとサーキットの移動のみが許可されている。

(米家峰起通信員)