やるぞ、中岡杯! 日本ホッケー協会は1日、東京都、神奈川県の高校ホッケー部を対象として、6日に「2020大井・高等学校ホッケー大会」を開催することを発表した。

全国高校総体の中止になった高校生に実戦の機会を提供する試合で、東京五輪会場の大井ホッケー場サウスピッチを使用する。

開催のきっかけは、6月、同協会アンバサダーでお笑い芸人・ロッチ中岡創一(42)と高校ホッケー部員がオンラインで交流したイベントだった。高校生から「インターハイにかける思いは強かった。もしそういう場(代替試合)があるならやりたい」という言葉に、中岡氏が「どうしようもない思いだと思う。高校生が声を上げてくれたら、僕も一生懸命いろんな大人たちと協力して、前向きに代わりになる大会をつくりたいなと思います」と発言。「救済大会」を模索する考えを示していた。中岡は京都・大谷高ホッケー部で3年間の汗を流している。

大会は、東京都ホッケー協会が主催。コロナ禍もあって、参加校は東京都の男子4校、女子2校、神奈川県の男子2校となった。それでも東京五輪会場での試合は、特に高校3年生にとって大きな財産になる。