日本ラグビー協会は14日、オンライン会見を開き、新型コロナウイルス感染拡大を考慮し、年内の代表活動を見送ることを発表した。ニュージーランドに滞在中のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、50)は「試合ができないのは非常に残念だが、選手の安全第一を考えて下した決断は正しい。23年ワールドカップ(W杯)まで時間はある。もっと強くなった代表を見せたい」と決意を新たにした。

19年W杯日本大会で8強入りした日本代表は、コロナ禍の影響で6、7月と11月のテストマッチが中止。日本協会は11~12月に欧州6カ国対抗勢と2チームを加えた国際大会参加や、新たなテストマッチ実現に向けて調整を続けていたが、十分なトレーニング環境を整えられないと判断した。現時点で来年のスケジュールは未定。また、ジョセフHCはW杯で代表主将を務めたリーチ・マイケル(31=東芝)が手術を受けていたことを明かした。