東京オリンピック(五輪)女子シングルス代表の石川佳純(27=全農)が5年ぶり5度目となる涙の復活優勝を果たした。同代表の伊藤美誠(20=スターツ)に1-3から逆転。フルゲームを制し、昨年まで4年間、2000年生まれの選手が優勝する中、ベテランの力を自ら示した。27歳での優勝は10年の王輝(当時31)以来の年長。

◆全日本選手権の女子優勝回数 石川は5回目となり平野早矢香、大関行江に並んだ。石川は12年ロンドン五輪団体戦でともに銀メダルを獲得した平野と並んだことに「自分が高校生の時に平野さんの決勝をよく見ていた。すごく光栄です」。最多優勝は6連覇を含む小山ちれの8回。2位は星野美香(現女子日本代表監督)の7回。(引退選手は敬称略)