バレーボールVリーグ男子2部(V2)のサフィルヴァ北海道が6日の大同特殊鋼戦で今年初の公式戦を迎える。新型コロナウイルスの影響で1月の試合が中止。大学生の新戦力、日大4年の谷越陽介(22=とわの森三愛、現酪農学園大とわの森三愛)と東海大北海道2年の工藤泰我(20=東海大札幌)を加え、9位からの巻き返しを狙う。

谷越は昨年末から合流しセッターとして連係を磨いてきた。「シンプルにこのチームで勝ちたい。高さがあるセットと大学で強みになったサーブ、ブロックで貢献したい」。4人いるセッターで最長身186センチの高さが武器だ。高校2年でセッターに転向。強豪の日大では「バレーを考える時間がすごく増えた」。昼夜問わず猛練習し、試合映像を繰り返し見て研究。成長し昨年12月の全日本大学選手権では主将としてチームを45年ぶりに3位に導いた。

チームは1月中旬に選手1人がコロナ陽性となったため練習は先月末に再開したばかり。昨年12月に加入した前ヴォレアスの工藤は「最初は上げてもらうトス1つでも大学と違いがあって大変だった」が、185センチの高さを武器に「スパイク、サーブで結果を残したい」と話す。谷越は「新しくできた北海道のチームでバレーを盛り上げたい。地元の子どもたちの目標にもなりたい」。工藤もうなずく。強い決意を持った新戦力2人を加え、後半戦で白星を重ねていく。【浅水友輝】