白血病から復帰した池江璃花子(20=ルネサンス)が、予選2組2レーンで登場した。58秒68で同1着、全体の2位で午後の準決勝に進出した。

全体の1位は相馬あいの58秒38。長谷川涼香は59秒14で全体の7位だった。

池江にとって、3年ぶりの日本選手権となった。100メートルバタフライ、100メートル自由形、50メートル自由形、50メートルバタフライと4種目にエントリー。2日の前日練習では「チャレンジャーとして臨みたい。せっかくの機会なので全種目に出て楽しみたい」と口にしていた。

復帰後に初めて100メートルバタフライを泳いだ2月20日の東京都オープンでは59秒44で4位だった。約1カ月半でタイムを0秒76上げた。

大目標は24年パリ五輪で、その途上に東京五輪がある位置付けだ。東京五輪の代表選考は、決勝で、日本水連が定めた派遣標準記録(19年世界選手権決勝ライン)を突破して2位以内に入れば代表に内定。女子100メートルバタフライの同記録は57秒10、400メートルメドレーリレーのリレー派遣標準記録は57秒92となっている。同種目の決勝は4日に予定されている。