今大会2冠の池江璃花子(20=ルネサンス)が、4冠を視界に捉えた。50メートル自由形は、予選で25秒39の全体2位、準決勝で24秒87の同1位通過。

100メートル自由形決勝から連日のレースとなったが「疲労が思ったほど、こなかった。やっぱり50メートルは楽しいな」と得意のスプリント種目に笑顔。派遣標準記録24秒46は「全く意識してないです」と即答して、優勝を目標にした。

最終日の10日は、自信を持っている非五輪種目の50メートルバタフライにも出場。同予選→同決勝→50メートル自由形決勝と1日3本の流れになる。「50メートルバタフライは余力を残しつつ。最後にいい形で日本選手権を締められればいい。勝ちをとりにいくだけかな」ときっぱり。広い五輪本番会場で足の先が冷えないように湯たんぽを利用。合計11レースを完走しての4種目Vが視野に入って「最後までしっかり泳ぎたい」と意気込んだ。