プロ野球のDeNAを昨季限りで退団した石川雄洋(34)が11日、アメリカンフットボールのXリーグ、ノジマ相模原ライズの入団会見に臨んだ。

「まだアスリートとしてやりきっていない。体が動くし、挑戦したい。アメリカンフットボールの世界はそんなに甘くないと思っている。この挑戦を受け入れていただき、関係者に感謝している。やることはたくさんあるが、1歩ずつやっていく」と話した。以下は一問一答。

-挑戦した理由は

石川 もちろん、体が全然動くこともある。新しいことにチャレンジしたい気持ちがあり、アメフトが大好きで挑戦したいと。縁があってお世話になることにしました。

-違うスポーツへの挑戦することの意義は

石川 挑戦することはすごく難しいこと。思っていても、行動に移せない。人生は1度きり。ここでやらなければ後悔すると思った。迷っている方、ファンの方に勇気だったり挑戦を伝えられれば。

-リーグのイメージと目標は

石川 コンタクトスポーツで激しい、厳しいイメージがある。グラウンドに立てるよう、必死に努力しないと。みんなに追いついて、優勝したい気持ちが強い。やるからには優勝したいし、少しでもチームの役に立ってプレーできれば。少しでも恩返しして、チームのために戦えれば。

-横浜高校は在学当時からアメフットが強かったが、当時の認識は

石川 スポーツクラスの同級生でアメフトの選手が友達にたくさんいた。その時に、すごく格好いいなと思った。

-なぜアメフットを選んだのか詳しく教えてほしい

石川 アメリカで自主トレでアメフト選手と一緒にやって、質の高さと身体能力の高さを見ていた。チャンスがあったら経験したいと思っていた。

-34歳はアメフットでもベテランだが、トレーニングは何が必要か。

石川 年齢は関係なくはないが、うまくなるのは年齢は関係ないと思う。野球と使う筋肉は違うと思うが、基礎練習をしっかりやって、試合に出られるようにしたい。

-ワイドレシーバー(WR)の前にスペシャルチームがあって、タックルする機会があるが、恐怖などはあるか。野球と違い意図的なコンタクトとなるが

石川 もちろん防具をつけていても、当たりにいったことはない。やってみないと分からない。びびって、怖くてタックルにいかないとか言っている場合じゃない。積極的にいきたい。

-肉体的な改造は

石川 当たり負けない体幹、ステップなどで肉体改造している途中。

-体重は

石川 もう少し筋肉で体重を増やそうという気持ち。

-NFLを試合を見たことは

石川 23、24歳ぐらいからアリゾナに自主トレに行っていた。テレビで見ていた。(選手と)練習を一緒にやらせてもらった。通訳を入れて、少ししゃべったことがある。あいさつぐらいでしたが。

-いつから強い関心を持ったのか

石川 アリゾナでもゲームパスを見ていた。野球を引退して、まだ体が動くし、何かに挑戦したいとなって。3月21日引退会見して、1カ月ぐらい体を休めたり、あいさつをして考える時間があった。4月中旬ぐらいにチャレンジしたくなった。

-いつから戦力になれると思うか

石川 少しでも早いほうがいいが、そんなに甘くないと思う。プレーできないので入れてもらうのは僕もいやだし、実力を認めてもらって入りたい。すぐなのか、来年なのかは分からない。レギュラーとして力がついてからだと思う。

-野球との共通点は

石川 フライで落下点に入ることは似ていると思う。イメージはある。生かしていければ。

-故郷の静岡にメッセージを

石川 僕を育ててくれた県。静岡でもアメフトや野球を、小さいお子さんがスポーツをやってくれるよう頑張っていく。