来年の北京オリンピック(五輪)出場枠が懸かる混合ダブルス世界選手権で、吉田夕梨花(27=ロコ・ソラーレ)と松村雄太(31=コンサドーレ)の日本代表ペアは、第2戦で米国に6-7で競り負けたが、続くフィンランドとの第3戦は8-3で快勝した。今大会初勝利を挙げ、1次リーグ通算1勝2敗とした。

吉田夕は「朝の試合(米国戦)は私が決めきれず負けてしまったが、チームとして昨日よりもフィーリングが良くなってきた。アイスに対する自信が出てきた」と手応えを口にした。

米国戦では7-7の同点で迎えた最終第8エンド(E)、吉田夕のラストショットが決まらず、スチールを許して手痛い黒星。それでもフィンランド戦では気持ちを切り替え、1-0の第2Eで3点スチールに成功するなど優位に進め、危なげなく快勝した。

大会は20チームが参加。2組に分かれて1回戦総当たりの1次リーグを実施し、各組上位3チームが変則の決勝トーナメントに進む。五輪開催国枠を持つ中国をのぞく上位7チームの国と地域に五輪出場枠が与えられる。