東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の理事会が26日、都内で行われた。終了後、武藤敏郎事務総長(77)が会見を行い、米国務省が新型コロナウイルスの感染状況を理由に、日本に対する渡航警戒レベルを最も厳しい「渡航中止・退避勧告」(レベル4)に引き上げたことを受け、米選手団の参加が危ぶまれるのではないかとの指摘に「予定通り、参加していただけると理解している」と話した。

「(レベル4の)方針については十分理解している」と前置きした上で「米オリンピック・パラリンピック委員会からはアスリートを派遣すると言っていただいている。米大統領府においても、選手団は特別なカテゴリーと言っておられた」とし、米選手団が参加しないのではといった懸念払拭(ふっしょく)に努めた。