大分県別府市で行われているラグビー日本代表合宿に追加招集されたWTB高橋汰地(たいち、24=トヨタ自動車)が、ビッグチャンスをつかみ取る。

6日、オンライン取材に応じ、けがで負傷した江見翔太(サントリー)に代わって招集された大器は「言い方はおかしいかもしれないが、こぼれてきたチャンスをいかにつなげるか。何か1つでも『良い選手』と思ってもらえるようなプレーを見せたい」と、猛アピールを誓った。

明大卒業後、19年にトヨタ自動車に入団。今季トップリーグ(TL)では、トライを取り切る決定力やハイボール処理などでチームの4強入りに貢献した。19年W杯代表でトライゲッターの福岡堅樹が現役引退し、日本代表では激しいポジション争いが続く。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチも高橋について「Xファクター(特別な可能性を秘めた)のような存在」と期待する。

代表初キャップを目指す24歳の桜の戦士は「福岡選手にはなれないので自分らしくやるだけ。自分の強みを常に出し続けて、『高橋がボールをもったら』と期待されるような選手になりたい」と24年W杯に向け、青写真を描いた。