バレーボール男子日本代表主将でアウトサイドヒッターの石川祐希(25=ミラノ)ら3選手が8日、小学生を招いたオンラインイベントに臨み、競技にまつわる直球質問に答えた。東京オリンピック(五輪)では29年ぶりの8強入りを果たした日本は、今月12日から千葉でアジア選手権に挑む。児童たちの目の前で、主将自らが優勝を目指すと誓った。

この日は石川の他、リベロの山本智大(26=堺)、アウトサイドヒッターの高橋藍(20=日体大2年)が参加。五輪を振り返り石川は「目標には届かなかったので、この結果は悔しい」と語り、アジア選手権では気を引き締め頂点を狙うと宣言。山本は「簡単に勝てる相手はない。1戦1戦戦い抜く」と話し、高橋は「レシーブからパイプやスパイクに入る動き見てほしい」と自身のアピールポイントを語っていた。

小中学生の時に行っていたトレーニングについてや、ジャンプ力を高める質問が寄せられ、3人は丁寧に答えていた。試合前に食べる勝負飯を尋ねられると、石川はバナナ食べると紹介し「エネルギー源になるので、試合の最後まで体を持たせることができます」。憧れの選手たちからの答えに、子どもたちは目を輝かせていた。