B1新潟アルビレックスBBは6日、アウェー三遠ネオフェニックス戦(9、10日、浜松アリーナ)に向けた練習を西川総合体育館で行った。SFコービー・パラス(24)が三遠のSGサーディー・ラベナ(24)との“親友対決”を楽しみにしている。母国フィリピンの幼なじみだが、コートでは別の感情で立ち向かう。

ラベナをリスペクトしている。「とてもアグレッシブで1度、点が入り始めると止まらない」。ラベナは昨季から三遠に所属し、パラスが新潟と契約する際にBリーグ情報を教えてもくれた。7歳からの知り合いで来日後も毎日のように連絡を取り合う。ただ「バスケットは別。対戦相手」と割り切る。

新潟は開幕カード、京都と1勝1敗。パラスは1戦目に25得点の衝撃デビューを飾った。今季初のアウェー戦に向け、平岡富士貴監督(47)は「初戦が大切になる。連敗は絶対にできない」と言う。パラスも「しっかりと準備をする」とラベナを上回るプレーを意識した。直接対決はフィリピン大に所属していた19年に、アテネオ・デ・マニラ大のラベナと対戦したのが最後。プロとして初対戦になるが「チームが作り上げたプランを遂行する」と気を引き締めた。【斎藤慎一郎】