バレーボール男子日本代表監督に決まったフィリップ・ブラン氏(61)が、3年後の24年パリオリンピック(五輪)でさらなる好成績をおさめることを誓った。19日に母国フランスからオンライン取材に臨み、日本代表監督就任への意気込みを語った。

ブラン氏は2017年から男子前監督の中垣内祐一氏(53)の下でコーチを務め、東京五輪では29年ぶりの8強入りに貢献。3年後のパリ五輪に向けてさらなる上積みを図る上で、チームを熟知している点や国際経験豊かな点が評価されて起用が決まった。男子代表の外国人監督就任は、ゲーリー・サトウ氏に続き2人目。

会見でブラン氏は「全日本の監督という重要なポジションを拝命し、大変光栄に思います。非常に大きな挑戦になる」。世界との差を縮める上でブロック力、ディフェンス後のアタックに磨きをかける考えを示し、まずは五輪出場権の獲得に全身全霊をささげる。「オリンピックで結果を残すことよりも、もしかしたら出場権を勝ち取ることの方が難しいかもしれない」と気を引き締める。

速さと柔軟性が強みの日本代表の特徴を熟知する指揮官は「監督として選手それぞれの長所を生かし、よりよい結果を残したい」。まずは来年8月にロシアで行われる世界選手権に挑む。【平山連】

◆フィリップ・ブラン 1960年5月20日、フランス・モンペリエ生まれ。現役時代はセッターとウイングスパイカーとしてプレーし、フランス代表として88年ソウル五輪にも出場した。引退後は指導者として転身し、母国代表監督やポーランド代表のコーチを務め、17年から日本代表コーチに就任。前監督の中垣内祐一氏の右腕としてチームを支え、29年ぶりの準々決勝進出に貢献した。