4位に入った第2戦スケートカナダと連戦になった三原舞依(22=シスメックス)が、今季自己最高の70・46点で5位につけた。

ルッツ-トーループの連続3回転など大きなミスなく演技し、得点が表示されると「やった~!」とガッツポーズで喜びを表現した。

2シーズン前、体調不良で1年間休養した三原が成長曲線を描いている。バンクーバーで行われたスケートカナダを終えると、そのままイタリアへ移動。フランクフルトで前戦は不在だった中野園子コーチと合流し「よくやったね。2戦やってこそ、認められるよ」と声をかけられた。この日の演技前には「舞依は強い。やったらできる」と送り出され「その言葉を信じて、滑りきることができました」とほほえんだ。

首位のヘンドリックス(ベルギー)と3・06点差で迎えるフリーは、6日に行われる。北米から欧州に移動しての連戦だが「普段の生活と同じぐらい寝て、しっかり栄養もとって、ゆっくりし過ぎず、筋肉をいい状態に合わせることを意識してきました」と表情は明るい。18年フランス杯の2位以来、3季ぶりのGPシリーズ表彰台が見えてきた。【松本航】