前回大会準優勝の東海大が日体大にストレート勝ちを収め、6年ぶり8度目の優勝を決めた。

主将でミドルブロッカーの横田が高さを生かしたクイックで攻撃をリード。下級生の宮部や佐々木(ともに2年)も続き、鋭いスパイクやサーブを浴びせた。自慢の守備はこの日も健在で、相手にペースを握らせなかった。

秋季リーグを終えて、実戦想定の練習を増やした。1本1本にこだわることを徹底し「ゲームでも勝ちきるまでやってきた」と横田。意識作りが浸透し、ここぞという場面でも粘り切るチームに変貌を遂げた。藤井監督は「金メダルが似合う選手になった」。横田は「チーム全員で戦い抜くことができた」と仲間に感謝を惜しまなかった。