ラグビーの全国大学選手権は、26日に準々決勝4試合が行われる。勝者が1月2日の準決勝(国立競技場)に進み、決勝戦(同)は1月9日に行われる。

 

【東京・秩父宮】

◇第1試合(午前11時30分) 早明の再戦になった。5日の関東対抗戦では早大(対抗戦2位)が17-7で明大(同3位)に競り勝った。その後、明大は課題修正に取り組み、18日の大学選手権初戦で前回王者の天理大からスクラムで認定トライを奪うなど27-17で勝利した。早明に力の差はなく、接戦が予想される。

◇第2試合(午後2時) 優勝候補の帝京大(対抗戦1位)の初陣で、同大(関西4位)と対戦する。今季の戦いぶりを見ると、実力的には帝京大が1歩リード。同大はFW戦で互角の勝負に持ち込めば、バックスにU-20日本代表経験者4人を擁しており面白い展開になる。同大がミスなく戦えば接戦になるが、ミスが出るようだと点差が開く可能性もある。

【埼玉・熊谷】

◇第1試合(午前11時30分) 23年ぶりに関西リーグを制覇した京産大が、日大(関東リーグ戦2位)と対決する。FWを軸に戦う同じスタイルのチームで互角の戦い。元日本代表の広瀬監督、元木GMが指導する京産大は、データを重視しており日大を徹底分析。相手の弱点を突く方針で、戦い方も複数準備する。守備力は京産大、フィジカルでは日大が優位か。接戦になりそう。

◇第2試合(午後2時) 東海大(関東リーグ戦1位)が、慶大(対抗戦4位)とあたる。東海大はリーグ戦で日大にこそ19-19で引き分けたが、その他の試合は全て6トライ以上を奪う大勝で攻撃力が光る。東海大優位と見られるが、慶大は粘り強いディフェンスで接戦に持ち込みたい。