ノルディックスキー複合男子の北京五輪代表選考期間は16日W杯クリンゲンタール大会(ドイツ)で終了し、派遣基準を満たした渡部暁斗(北野建設)ら5選手の代表入りが確実となった。渡部暁は14年ソチ、18年平昌五輪で個人ノーマルヒルで銀メダルを獲得しており、5大会連続の出場となる。弟の渡部善斗(北野建設)と永井秀昭(岐阜日野自動車)は3大会連続、山本涼太(長野日野自動車)と谷地宙(早大)は初代表となる。

現在W杯個人総合日本勢トップは渡部暁で7位。今季最高は5位だが直近4戦連続でトップ10入りしている。五輪での金メダル獲得への道のりを登山に例え、「登ったことがないから行ってみたい。何度かチャレンジしているけど山頂手前までしか登ることができていない」と5度目の挑戦での悲願達成を目指している。