みまひなペアが女子ダブルス4連覇を達成した。伊藤美誠(21=スターツ)、早田ひな(21=日本生命)組は決勝で、宋恵佳、成本綾海(ともに中国電力)組を3-1で下した。ダブルスの連覇記録となる4連覇に並んだ。

互いに1ゲームずつ奪った後の第3ゲーム。ジュースとなる接戦にも14-12で取り切ると、最終第4ゲームも勢いそのままに11-5で勝利を収めた。早田は「自分たちを見失わずにやれたことが勝因」。伊藤は「お客さんからの拍手を聞きながら、良い瞬間をみなさんと味わえた」と笑みをこぼした。

国際経験豊富な2人は昨年11月の世界選手権で、2大会連続となる銀メダル獲得した。この経験がさらに1歩前進させた。伊藤は「世界選手権、全日本選手権をやり通して1人1人の強さが上がった。やっていて安心感があった」。早田と共に歩んできた道のりを振り返りながら、自身の成長を実感していた。

早田は張本智和(18=木下グループ)と組んだ混合ダブルスでも優勝し、これで今大会2冠を達成。最終日には女子シングルが行われ、3冠も狙える位置に付ける。3冠のチャンスがあることについて「今でも信じられません」と驚きながらも、「準決勝で勢いに乗っている加藤選手との試合なので、最後まで自分に勝ちきりたい」と意欲を見せた。

◆4連覇を達成したペア 男子では水谷隼・岸川聖也組(06~09年度)と渡辺武弘・斎藤清組(82~85年度)。女子では藤井寛子・若宮三紗子組(09~12年度)と神田絵美子・山下恵子組(80~83年度)。今大会の優勝で伊藤美誠・早田ひな組が加わり、男女計5組が達成した。