東地区3位の仙台89ERSが逆転で4連勝を決めた。「ソルジャー(戦士)」の愛称を持つ36歳のベテラン片岡大晴が輝き、同6位東京Zを80-69で撃破。チーム最多18得点で貢献した。デビン・オリバーが13得点19リバウンドでダブルダブルをマークするなど外国籍トリオの活躍も光った。
ソルジャーの一撃が流れを引き寄せた。65-60の第4クオーター(Q)残り6分53秒。片岡が神里和のアシストから3点シュート(3P)を沈め、8点差にリードを広げた。その後も2点シュート、フリースローを成功させ、一進一退の攻防が続く同Qだけで11得点。「いつもと違う特別な感じはなかったが、自分らしいバスケができた」。シュート成功率60%。ここぞの場面で存在感を示した。
仙台は2点差で勝利した前日12日の東京Z戦が、2週間ぶりの試合だった。対戦相手に新型コロナ陽性者が出て、多くの選手が濃厚接触者と判断された。自宅待機が続き、7日に全体練習再開。故障者相次ぐ中で寒竹隼人、岡田泰希も新たに戦線離脱し、満身創痍(そうい)だった。片岡も再開初戦はシュート8本(3P7本)を放ち、決めたのは3P1本。「寒竹選手がけがで3Pの武器が減り『僕がその分、打たなきゃ』と固執しすぎてしまった」。同12・5%と苦しんだ。
一転してこの日は、藤田弘輝HC(35)が「さすがソルジャー」とたたえるほどの活躍だった。片岡は「3P以外もカッティング、ボールと関係ないところでの駆け引きも僕の強み。そこを出そう」と相乗効果で得点につなげ、最大10点差をつけられたゲームで救世主になった。【山田愛斗】


