クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)が、東京サントリーサンゴリアス(東京SG)に首位を明け渡した。

前半2分、相手ボールのスクラムを勢いよく押し込み、NO8ファウルア・マキシ(25)のトライで先制。10点を追う41分には相手のニュージーランド代表FBマッケンジーが故意の反則を犯し、認定トライとして、19-22で折り返した。

マッケンジーのシンビン(10分間の一時退場)で数的優位に立った後半だが、追加点を奪えず、12分に最初のトライを献上。苦しい展開となりながらも、2本のトライで追い上げる粘りを見せた。

フラン・ルディケ・ヘッドコーチ(53)は「鍵となったのはブレークダウン(ボール争奪戦)。正確性がなかった。大事な局面でミスをしてしまった」と振り返りつつ「(7点差以内の敗戦で)勝ち点1を取れたのは良かった。来週から立て直してやっていきたい」と総括。首位東京SGとは勝ち点2差の2位となり、次節は19日、秩父宮で東芝ブレイブルーパス東京と対戦する。【松本航】